フォード、「スーパーセグメント」を定義…米国の主力車に

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米国の自動車大手、フォードモーターは3月20日、自動車を分類する新たな用語として、「スーパーセグメント」を定義すると発表した。

スーパーセグメントとは、サブコンパクトカー、コンパクトカー、小型SUV、ミッドサイズセダンの4カテゴリーをひと括りにした新名称。これら4カテゴリーは、米国の新車販売の半分以上を占めていることから、同社はスーパーセグメントと呼び、認知度を向上させる。

フォードモーターの車両で、スーパーセグメントに該当するのは、『フィエスタ』、『フォーカス』、『エスケープ』、『フュージョン』など。同社によると、2004年の米国新車販売において、スーパーセグメントが占める割合は35%。これが、ベビーブーマー世代のダウンサイジング志向の強まりや、2000年以降に生まれた若い世代が初のマイカーを手にする時代になると、大きく伸びる可能性が高いという。

実際、2013年1‐2月のフォードモーターの米国新車販売では、スーパーセグメント車は前年同月比33%増と大きく増加。中でも、米国西部では56%増、米国南東部では38%増と伸びた。

フォードモーターのマーケティング責任者、アミー・マレンティック氏は、「スーパーセグメントを北米で成長させる。新型エスケープとフュージョンの販売は、新型を投入した2012年以来、好調。両車に対する関心の高さが持続するだろう」と述べている。

《森脇稔》

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