マクラーレンのスポーティングディレクター、サム・マイケルは、今後もニューカーの不振が続いた場合には2012年型で急場をしのぐ可能性を完全には否定しない。だが、チームは新車のMP4-28にあらゆるエネルギーを注いでいるところだと強調した。
ニューマシンに大きなコンセプト変更を実施したマクラーレンの不振は様々なメディアによって報じられているが、マレーシアでもコンペティティブといえるレベルに届きそうもないことをチームは認めている。
2012年型へのスイッチが現実的にあり得る選択なのかという質問に対して、マイケルは、「現段階ではMP4-28にわれわれのフォーカスは向けられている」と語り明確な説明は避けた。
「われわれの開発能力はすべてMP4-28に向いているが、いくつかの選択肢があることも事実だ。ただし、2013年型の問題点がどこにあるかはわかっているし、どこを対策すれば良いのかもわかっている。問題点がどこにあるのかもわからなければそれこそ最悪だろうが、MP4-28の場合はどこを手直しすれば良いのか見当がついているからね」