ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは3月15日、2012年通期(1-12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は前年比26.9%増の138億6500万ユーロ(約1兆7275億円)。営業利益は19.3%増の24億3900万ユーロ(約3040億円)と、売上高、営業利益ともに過去最高を記録した。
2012年の世界新車販売は14万3096台と、こちらも過去最高を達成。前年実績に対して、22.3%増と伸びた。車種別では、『カイエン』が30%増の7万7822台と新型を投入した『911』も、48.8%増の2万6203台と、大きく伸びる。
また、『パナメーラ』は前年比3.1%減の2万7331台と後退。モデルチェンジのタイミングだった『ボクスター』と『ケイマン』は、4.1%増の1万1740台だった。
ポルシェ取締役会のマティアス・ミューラー会長は「2012年はポルシェ史上、最も成功を収めた1年になった。これは魅力的な商品群による部分が大きい」と述べている。