英国の高級スポーツカーメーカー、アストンマーチンが3月5日、ジュネーブモーターショー13でワールドプレミアした『ラピードS』。同車の走行シーンを収めた公式映像が、ネット上で公開された。
ラピードSは、アストンマーチンの4ドアスポーツ、『ラピード』をベースに、さらなる高性能を追求した新モデル。排気量5935ccのV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、吸排気系のチューニングなどにより、最大出力558ps/6750rpmを引き出す。従来モデルの477psに対して81ps、率にして17%ものパワーアップを達成する。
また、最大トルクは63.2kgm/5000rpmを獲得。従来モデルの61.2kgmから、2kgmの上乗せだ。とくに低中速域でのトルクが引き上げられており、アイドリング状態で4kgm、2500-4000rpmで5kgmのトルク向上を実現した。
強化されたエンジンを得たラピードSは、0-100km/h加速を4.9秒の実力。現行モデルの5.2秒に対して、0.3秒速い。最高速は305km/h。内外装も専用デザインとなっており、新デザインのフロントグリルやトランクスポイラーが装備される。
「世界で最も美しい4ドアスポーツカー」を標榜するラピードS。ワインディングロードを力強く駆け抜ける同車の公式映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。