2013年ダイヤ改正のポイント…JRグループ各社編

鉄道 企業動向
JR北海道 網走駅(2013年2月)
  • JR北海道 網走駅(2013年2月)
  • JR北海道 網走駅(2013年2月)
  • JR北海道 網走駅(2013年2月)
  • JR東日本 常磐線 651系・E657系
  • JR東日本 常磐線 E657系
  • JR東日本 常磐線 651系
  • JR東海 東海道線 313系
  • JR東海 東海道線 211系
JRグループは、3月16日にダイヤ改正を実施する。今回の改正のポイントについて、日本の鉄道路線を全線完乗した小関秀彦氏(鉄道ジャーナリスト)に聞いてみた。

「まず、JR北海道は2月末時点でダイヤ改正について発表はありませんが、全体的にみて、列車の改廃規模は比較的小幅ながらも、都市間輸送の強化が目立つ改正という印象です」という小関氏。北から南へ、各社のダイヤ改正トピックスについて触れた。

JR東日本は、「E6系『スーパーこまち』のデビュー」。

「JR東日本では、東北新幹線『はやぶさ』(東京~新青森)で、時速320km運転が開始されます。1997年に500系『のぞみ』が時速300km運転を開始して以来、16年ぶりに国内の営業運転最高速度が塗り替えられることになります。東京~新青森間の所要時間は、2時間59分となり、これまでより11分短縮されます。また、東北・秋田新幹線では『スーパーこまち』(東京~秋田)の運転が始まります。車両は新製投入されるE6系。宇都宮~盛岡間では、時速300km運転を実施し、東京~秋田間の所要時間は3時間45分となり、これまでより5分短縮されます」

いっぽう、「消滅する形式もある」という小関氏。

「上越新幹線で、最後の活躍を続けてきた200系(東北・上越新幹線の第一世代車両)が、この改正を前に引退しE2系に置き換えられます。常磐線の特急『スーパーひたち』『フレッシュひたち』は車両がE657系に統一され、これまで使用されていた651系・E653系は常磐線の定期列車から撤退することになります」

JR東海は、「小ぶりな改変が見られる」。

「東海道新幹線では、現在N700Aの投入が進行中ですが、今回の改正では、一部時間帯に臨時『のぞみ』のスジが設定されるなどの小ぶりな改変となりました。在来線では近郊型電車117系の313系への置き換えが完了し、JR東海エリアの国鉄形車両が、ますます少なくなります」

JR西日本は、「山陽新幹線に比較的大きな動きがある」。

「東京~新大阪間の『のぞみ』1往復が岡山まで区間延長されたほか、広島~鹿児島中央間の「さくら」が1往復増発されています。在来線の特急『はまかぜ』(大阪~鳥取ほか)は、最大12分短縮。『くろしお』(京都~新宮ほか)は、多くの列車が287系となります。国鉄形特急車両の振子式電車381系の一部は、北近畿地方に転属されます」

JR四国・九州は、「列車増発など小さな改変が見られる」。

「JR四国は、特急『いしづち』+『しおかぜ』、『しまんと』+『南風』の分割・併合作業駅を、一部時間帯に宇多津から多度津に変更するほか、土讃線の普通列車の増発や予讃線・高徳線の普通列車の時刻の見直し、区間延長が実施されます。また、JR九州では、三角線の観光特急『A列車でいこう』が2往復から3往復に増強されるほか、福岡都市圏各線の増発、増結、ロングシート化などが実施されます」

最後はJR貨物について。「東京と大阪のターミナルに新しさが見える」と小関氏。

「首都圏の“貨物の北の玄関口”といえる隅田川駅は、古い駅構造となっていましたが、『隅田川駅鉄道貨物輸送力増強事業』の完成により、全ての荷役ホームを20両編成コンテナ列車に対応できるように改良し、リニューアル開業されます。また、梅田駅(大阪市)の「吹田貨物ターミナル駅・百済駅への機能移転」が今春完成し、全国各地区との結節点として、リードタイムの短縮と各方面への中継アクセスが改善されるといわれています」(小関氏)

次回は、関東・関西の私鉄について小関氏に聞く予定だ。
《大野雅人》

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