世界の新車市場で存在感を増している韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)。同社が欧州市場において、新車攻勢を計画していることが判明した。
これは2月20日、ヒュンダイモーターヨーロッパのアラン・ラシュフォース副社長兼COOが明らかにしたもの。同COOは、「今後5年間に欧州市場へ、15のニューモデルを投入する」と宣言したのだ。
ACEA(欧州自動車工業会)の調べによると、2012年のヒュンダイの欧州新車販売は、前年比9.4%増の43万2240台。この台数は、日産の43万2411台に僅差で迫るもの。ヒュンダイの2012年の欧州市場におけるシェアは3.5%で、前年から0.6ポイント増加した。
今後5年間に欧州市場へ、15のニューモデルを投入するヒュンダイ。その狙いは、信用不安で新車販売が落ち込む欧州において、市場シェアを維持することにある。同社のアラン・ラシュフォース副社長兼COOは、「2013年を通じて、コンスタントに3.5%の市場シェアを取る」と意気込んでいる。