インド新車市場でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは2月1日、1月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、11万4205台。前年同月比は1.1%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
11万4205台の販売台数の内訳は、インド国内が10万3026台。前年同月比は2%増と微増ながら、5か月連続で増加した。輸出は1万1179台。前年同月比は22.3%の大幅減で、2か月連続で前年実績を割り込む。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で8万8557台を販売。前年同月比は0.2%増と、2か月ぶりに前年実績を上回る。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『DZire』が、97.5%増の1万7060台と引き続き好調だ。
一方、Aセグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が8374台を販売。前年同月比は32.7%の大幅減で、4か月連続のマイナスとなった。
SUVやMPVなどのBセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入した効果が持続し、合計で6095台を販売。前年同月実績に対して、約26倍もの伸び率を記録する。
マルチスズキの2012年4月-2013年1月新車販売(輸出を含む)は、94万1930台。前年同期比は6%増と、プラスを維持している。