ドイツの自動車大手、ダイムラーは1月25日、ハンガリーのケチケメート工場において、メルセデスベンツ『CLA』の生産を開始した。
同工場は、2012年3月末に稼働。ダイムラーが8億ユーロ(約875億円)を投資して建設した新工場で、ハンガリー中央部のケチケメートに位置。メルセデスベンツのコンパクトカーの生産拠点に位置づけられる。
ケチケメート工場では、すでに新型『Bクラス』を生産中。今回、新たな生産車種として、CLAが加わった。新型Bクラスは、ドイツのラスタット工場でも組み立てられているが、CLAはケチケメート工場だけで生産される。
CLAは、新型『Aクラス』の車台をベースに開発された小型4ドアクーペ。ボディサイズは、『Cクラスセダン』と同等。新型Aクラス同様、メルセデスベンツに若い顧客を取り込む狙いで登場した。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ取締役会会長は、「CLAは『コンセプトスタイルクーペ』がベース。量産化の要望が最も多く寄せられていたが、今、それが実現した」と述べている。