【東京オートサロン13】SRT導入、フィアットクライスラー

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ジープ・グランドチェロキーSRT8アルパイン
  • ジープ・グランドチェロキーSRT8アルパイン
  • クライスラー・300SRT8
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  • クライスラー・300SRT8
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  • フィアットクライスラージャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス ヘグストロム氏

フィアットクライスラージャパンは、東京オートサロン13に、クライスラーグループのハイパフォーマンスブランド、「SRT」の導入を発表。会場にジープ『グランドチェロキーSRT8』とクライスラー『300SRT8』を展示した。

SRTブランドの歴史の概要とその特徴について、フィアットクライスラージャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス ヘグストロム氏は、「SRT(ストリートアンドレーシングテクノロジー)の名前は2002年に初めて登場しました。しかし、そのルーツは1989年に催された北米国際オートショーでダッジコンセプトスーパーカー(後のヴァイパ―)の登場に遡ります」という。「ヴァイパ―の成功から、クライスラーは別コンセプトの新しいパフォーマンスカーの開発に着手。1993年、ヴァイパ―開発者とは別のエンジニアチームがホットロッドスタイルのレトロなパフォーマンスコンセプトカー、プリマスプロウラーを開発しました」

そして、「1997年、ヴァイパ―とプロウラー開発チームが統合され、クライスラーグループの中で最もエキサイティングなパフォーマンスを開発するということを目的に掲げました。この新しいチームはスペシャルビークルエンジニアリングと名付けられ、その後2002年にはパフォーマンスビークルオペレーションズ(PVO)と名前を変更。このPVOが開発したパフォーマンスカーはSRTバッチを掲げ、RAM SRT-10コンセプトから始まり、ダッジSRT-4コンセプト、ヴァイパ―SRT10と2002年の北米国際オートショーで発表されたのです。2004年、クライスラーはこのチームをストリートアンドレーシングテクノロジー(SRT)と改名しました」と話す。

ヘグストロム氏は、SRTの車種開発方法は、5つの指標に基づいているという。「畏敬の念を抱かせるようなパワートレイン。とびぬけた乗り心地とハンドリング。ベンチマークとなるブレーキング。アグレッシブでありながら機能的な外観。レースからインスピレーションを得たハイパフォーマンスなインテリアです」。さらに、SRTの重要な要素として価格がある。「イタリアの豪華なスポーツカーとは異なり、比較的手の届きやすい価格であるということです。これこそがSRTを真の民主的なスーパーカーブランドとしている大事な要素です」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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