アウディは1月10日、2012年の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、新記録となる145万5100台。前年比は11.7%増と、過去2番目の伸び率だった。
市場別では、欧州が信用不安の影響により、前年比1.8%増の73万9000台と、わずかに増加。このうち、地元ドイツは3.6%増の26万3163台だ。
ドイツに続いたのは英国で、前年比7.2%増の12万3640台を販売。フランスは0.3%増の6万2202台と微増だった。一方、イタリアは前年比17%減の5万0085台と後退。スペインも11.7%減の3万6139台と減少した。
大幅成長したのはアジアパシフィック地域で、2012年は前年比28.1%増の47万8900台を販売。このうち、中国(香港を含む)は40万5838台を売り上げ、前年比は29.6%増だった。米国は、過去最高の13万9310台を販売。前年比は18.5%増と伸びる。
アウディによると、車種別では、2011年10月にリリースしたSUVの『Q3』が増加。2012年は、欧州だけで7万8700台を販売した。また、新型『A6アバント』も2012年、欧州で前年比38.9%増の6万3100台を売り上げ、支持された。
なお、アウディの2012年12月単月の世界新車販売は、11万0400台。前年同月比は0.8%増と、伸び率はひと桁台に鈍化したもの、引き続きプラスを維持した。
アウディのルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「2012年は世界のほぼ全エリアで、販売新記録を打ち立てた」とコメントしている。