【ダイハツ ムーヴ 改良新型】ダイハツが考えるクルマ作りの全てを盛り込んだ

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  • ダイハツ工業代表取締役社長の伊奈功一氏

ダイハツ工業は、軽自動車『ムーヴ』を大幅に改良し、発売を開始した。

同社代表取締役社長の伊奈功一氏は、ムーヴの商品改良の背景について、「我々は昨年、軽自動車の本質的価値である低燃費、低価格を徹底的に追求した『ミライース』を発売しました。燃費でリッター30km。そして80万円を切る価格のミライースは大変支持され、第3のエコカーという新しいジャンルを確立しました」と話す。そして、「現在、軽自動車市場は各社の新型車投入を受け、大変高い関心を受けています。これにより、新たなユーザーの需要を喚起した一方で、競争はさらに激しさを増しているのが現状です」と分析。

「このような市場環境の中で、ユーザーにダイハツ車を選んでもらうために、我々は従来の軽の概念にとどまることなく、より自動車としての付加価値を高めた商品をスピーディに提供していかなければならないと考えています」。そこで、「我々は軽の本来の価値である低燃費、低価格をさらに追及したうえで、もう一段ステップアップした新しいムーヴを発売したのです」

その特徴は、「低燃費、低価格を全力で推し進め、クラストップとなるリッター29kmの燃費性能を達成する一方で、コスト低減を図っています。そして、燃費の追求だけでなく、クルマ本来の安心感のある走りと、快適な乗り心地の実現。それから上質な室内空間などの基本性能をさらに進化させるとともに、デザインも一新しました」と述べる。さらに、「軽自動車で初となる、先進の衝突回避支援システムを採用しました」とする。

伊奈氏は、「軽自動車の中心的なカテゴリーを担う基幹車種として、今回のムーヴは、ダイハツが考えるクルマ作りの全てを盛り込んだクルマだと思っています。フルモデルチェンジからわずか2年ですが、ユーザーに新たな成果をいち早く届けるべく、大幅な商品強化を決断しました」といい、「我々は今後もミライースで培った、低燃費、低価格という軽自動車の本質に加え、基本性能のさらなる向上、軽に求められる先進技術の開発に積極的に取り組み、軽メーカートップとして、軽自動車の本流を追求していきたいと思っています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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