11月28日(日本時間11月29日未明)、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12。レクサスのブースでは、2台のハイブリッドクーペコンセプトカーが顔を揃えた。
1台目のハイブリッドクーペコンセプトカーは、レクサス『LF-LCブルーコンセプト』。2012年10月、オーストラリアのシドニーモーターショー12において、ワールドプレミアされた1台だ。同車は2012年1月、デトロイトモーターショー12で初公開された『LF-LC』の発展形。車名が意味する通り、ボディカラーはデトロイトの赤から一転、ブルーをまとっている。
パワートレインは次世代ハイブリッド。システムは、パワフルかつ高効率なアトキンソンサイクルエンジンに、高出力のバッテリー(二次電池)の組み合わせ。レクサスによると、エンジンとモーターを合わせた最大出力は、500psを超えるという。
もう1台のハイブリッドクーペコンセプトカーは、レクサス『LF-CC』。2012年9月、パリモーターショー12でワールドプレミアされた。LF-CCは将来、レクサスのラインナップに加わるスポーティエントリーモデルを示唆したコンセプトカー。エアロダイナミクス性能を追求した2ドアクーペボディは、躍動感あるフォルムが特徴だ。また、新型『GS』から導入されたスピンドルグリルも採用。
パワートレインは、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン「D-4S」に、2つのモーターを組み合わせた新開発ハイブリッド。これは2012年12月、発表予定の新型『クラウン』用と基本的に同じシステムのもよう。レクサスによると、CO2排出量は100g/km以下で、同じクラスのどのガソリン&ディーゼルよりも環境性能が高いという。
レクサスの2台のハイブリッドクーペコンセプトが、揃い踏みを果たしたロサンゼルスモーターショー12。2台ともレクサスは市販に前向きと伝えられており、米国の中でも環境意識の最も高いエリア、カリフォルニア州ロサンゼルスでのアピールに力が込められていた。