ピレリのポール・ヘンベリーが、2013年仕様のタイヤによるエアロデザインの変化を予言している。最終戦ブラジルGPでは、金曜日のフリー走行用にプロトタイプタイヤ2セットが各チームに配布されることになった。ヘンベリーによれば、2013年のマシンデザインは、レギュレーション以上にタイヤの特性変化にともなう影響が及ぶだろうと言う。
「全チームが来季に向けて2012年からの設計変更は少ないと聞いています。タイヤサプライヤーとしては、チームのデザインに大きな影響を与えたくはないですし、チームの側もこれを歓迎はしないでしょう。それでもタイヤの特性変更によるエアロダイナミクスへの影響は避けられないと思います。特に新型リヤタイヤの設計変更は大きく効いてくるでしょう」
今年のタイトル争いから脱落したチームは、ブラジルGPの金曜日にタイヤの特性解明に力を入れてくるというのがヘンベリーの予想だ。
「チームとしては本物のデータを収集したいはずですし、タイトル争いと無関係なチームにとっては非常に重要なテストの場になると思いますよ」