10月22日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー12。地元ブラジルのトローラー(TROLLER)社のブースでは、SUVコンセプトカー、トローラー『R-X』が注目された。
トローラー社は2007年まで、ブラジルの独立自動車メーカーだった。しかし2007年、米国の自動車大手、フォードモーターがトローラー社を買収。今回のサンパウロモーターショー12で初公開されたR-Xは、フォードモーターのブラジルデザイン部門が製作したコンセプトカーだ。
ベース車両は、トローラー社伝統のオフロードSUV、『T4』を選択。このT4の車台の上に、フォードブラジルがデザインしたボディを載せたのが、R-Xである。
グラスファイバー製のボディを得て、旧態依然としたT4がモダンなSUVに変身。3.2リットルのターボエンジンは、最大出力165ps、最大トルク38.7kgmを引き出す。
なお現時点では、このR-Xの市販化計画は公表されていない。フォードモーター傘下となったトローラー社の新世代SUVとして、市場に投入される可能性が高い。