沖縄県・尖閣諸島の領土問題の影響で、日系自動車メーカーの中国での生産台数が低迷している。
日産自動車の9月の中国の自動車生産台数は前年同期比20.4%減の9万0394台と落ち込んだ。日本製品不買運動の影響で、販売台数は同35.3%減の7万6066台となったことから生産調整したことが影響した。中国向け輸出の低迷で、全体の輸出台数も同30.7%減と落ち込んだ。
トヨタ自動車の9月の中国の自動車生産台数は同41.9%減の4万7253台と大幅マイナスとなった。中国にある主力工場で減産したため。
ホンダの9月の中国の四輪車生産台数は同20.7%減の5万0735台と不振だった。ホンダも中国での販売不振で減産したことが影響した。
大手以外もスズキ(46%減)や三菱自動車(30.5%減)、マツダ(13.7%減)も中国の生産台数は低迷した。
日本車の販売は10月に入ってからも回復しておらず、日系自動車メーカー各社は10月以降も生産調整を継続している。