イタリアの自動車最大手、フィアットは10月22日、ブラジルで開幕したサンパウロモーターショー12において、コンセプトカーの『ブラーボ エクストリーム』を初公開した。
同車は5ドアハッチバックの『ブラーボ』をベースに、高性能モデルを提案したコンセプトカー。内外装からメカニズムに至るまで、トータルカスタマイズが施されているが、注目すべきはエンジンだ。
1.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、ブラジルで開催されているブラーボのワンメークレースマシンと基本的に同じハイチューンユニット。最大出力253ps/6600rpm、最大トルク33.9kgm/5000rpmと、1.4リットルの排気量としては、驚異的なパワーを絞り出す。
エクステリアには、専用のボディキットを装備。とくにフロントバンパーは、大きな開口部を持つグリルが特徴で、FIATの文字が添えられた。サイドスカートやルーフスポイラー、ディフューザーも追加される。
足回りは、サスペンションを強化。車高は5mm引き下げられた。室内は、後席を独立2名がけに変更。なお、このブラーボ エクストリーム、現時点では市販化計画は公表されていない。