2012年4月、新型FRスポーツカーの『86』を発売したばかりのトヨタ自動車。同社がさらに、新型スポーツカー2車種の開発を計画していることが判明した。
これは10月9日、英国BBC放送の人気自動車番組、『Top Gear』のフィリピン電子版が伝えたもの。同メディアの取材に応じたトヨタ86の多田哲哉チーフエンジニアは、「86よりも価格がリーズナブルなスポーツカーと、86よりも上級のスポーツカーの2種類を開発する計画がある」と、明かしたというのだ。
86は2007年7月の『MR-S』生産終了以来、途絶えていたトヨタのスポーツカーとして、5年ぶりに復活。同メディアの報道内容が事実とすれば、86はトヨタスポーツ復活の序章に過ぎず、さらなるスポーツカーがスタンバイしていることになる。
また、多田哲哉チーフエンジニアは、同メディアに気になる情報を明かしている。それは、86の上級に位置する新型スポーツカーに関してだ。多田チーフエンジニアは、まだ何も決定していないと断った上で、「この新型スポーツカーが、『スープラ』後継車の役割を担うことになるだろう」と話したという。