キミ・ライコネン(ロータス)は、狙うのはワールドチャンピオンシップだけで、2番手以下の順位にはまったく興味がないと明言する。
長いブランクを破り2012年にロータスからF1カムバックを果たしたライコネンは、日本GP終了までに6回のポディウムフィニッシュで、現在はポイントリーダーのアロンソとの差を37ポイントで選手権3位につけている。
「2位だろうと10位だろうと関係ない。タイトル獲得以外は全部同じだよ。開幕前にタイトル3位を目標に掲げていたのならそれでも良いけど、ちょっと調子が出てくるとどうしても上を目指したくなるものだ。少しでも上に出れば、もっと上に出たくなる。頑張り続ければ、もっと上が狙えるかもしれないと思っている」
続くライコネンの発言は冗談として受け取ることにしよう。
「2位とか3位だったらFIA授賞式に出なければならない分だけ面倒なだけだしね!」
韓国GPに向けてロータスは、「コアンダ効果」エキゾーストなど各種アップデートを用意しているが、フリー走行で試してみないと効果の程は予想がつかないとライコネンは語る。チーム全体は勝ちを狙っているのかという問いに対しライコネンはこう答えた。
「もちろんだよ。そうでなくてどうするんだい? 勝つ気がなくてアップデートを用意するわけがないじゃないか。まあ週末になればはっきりしたことが言えるよ。風洞データや技術的な見積もりは手元にあるけど、実際に走らせて見ないと本当のことは何もわからない。期待通りの効果が得られれば、ロータスの相対的ポジションは上昇するけど、すべては走ってみてからだ」