スバル(富士重工)が、9月25日に発表した新型クロスオーバー、『インプレッサXV』。同車の高い衝突安全性能が、米国で認められた。
これは10月3日、米国IIHS(道路安全保険協会)が公表したもの。スバル『XVクロストレック』 (日本名:インプレッサXV)を、「2012トップセーフティピック」に認定することが発表されたのだ。
IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価するというものだ。
さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定し、衝突安全面でのお墨付きを与えている。
インプレッサXV のテスト結果は、前面衝突ではダミー人形の頭/首/胸/右足/左足と、全ての部位への傷害レベルが最小限。GOOD(優)評価と認められた。
側面衝突も、運転席のダミー人形、後席のダミー人形ともに、頭、首、胸、足と全ての部位へのダメージが最小限。GOOD(優)評価を得た。一方、ボディの安全構造に関しては、前面衝突がGOOD(優)、側面衝突がACCEPTABLE(良)と評価が分かれる。
また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)。その結果、インプレッサXV は総合評価が最高のGOOD(優)となり、トップセーフティピックに認定された。
この結果を受けて、スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール副社長兼COOは、「スバル車の安全性の高さは顧客に認知されている。今回のインプレッサXVのトップセーフティピック認定も、高い安全性の証明だ」とコメントしている。