2012年6月、米国での納車が開始されたテスラモーターズの新型EV、『モデルS』。同車用の急速充電システムが、間もなく米国で正式発表される。
これは9月19日、テスラモーターズが明らかにしたもの。9月24日、米国カリフォルニア州の同社のデザインスタジオにおいて、「スーパーチャージャー」と命名した急速充電システムを初公開すると宣言したのだ。
現時点ではその詳細は未公表だが、同社のイーロン・マスクCEOによると、1時間でバッテリーが充電できるシステムになるもよう。バッテリー(二次電池)の蓄電容量が85kWh仕様の場合、通常の240V充電では約8時間かかるが、スーパーチャージャーは440V充電として、わずか1時間でのバッテリー充電を可能にするという。
テスラモーターズは、このスーパーチャージャーを新たな充電インフラネットワークとして、米国カリフォルニア州の30か所に整備する計画と見られる。同社は、「スーパーチャージャーはEVの長距離走行を実現するソリューション」と説明している。