日産自動車は、9月19日にドイツで開幕する「第64回ハノーバーモーターショー」に、100%電気商用車『e-NV200』をはじめとする10車種以上の小型商用車(LCV)を出展する。
e-NV200は、『リーフ』に続く2車種目の量産EVとして、2014年度までに市場投入を予定する100%電気商用車。今回のハノーバーモーターショーでは、そのパネルバン仕様を世界初公開する。e-NV200は、ベース車NV200に備わる高い積載能力などと、リーフのパワートレインによる先進性を併せ持つモデル。30分で約80%の充電が可能な急速充電機能も備える。
さらにEV関連モデルとして、『e-NT400コンセプト』と『キャブスター・リチウムイオンバッテリー式冷凍冷蔵車』を出展。e-NT400は、欧州向け小型トラック『キャブスター』がベースのEVトラック。リーフのコンポーネントを搭載し、CO2や排気ガスを一切出さないことで、従来は乗り入れ制限があった場所に直接入ることができる。
キャブスター・リチウムイオンバッテリー式冷凍冷蔵車は、リチウムイオンバッテリー電源システムに高効率DC電動コンプレッサーを組み合わせることで、「冷凍冷蔵におけるゼロエミッション」「高品質かつ高性能の冷凍冷蔵性能」を実現する。
さらに『NV200 ニューヨークタクシー』のコンセプト、そのワゴン仕様車やバン仕様車、保冷バン特装車を展示するほか、『NV400』『キャブスター』『アトレオン』『プリマスター』など、欧州で販売されている小型商用車にさまざまな仕様を施して一斉展示する。