三菱自動車の中尾龍吾取締役は9月5日、今秋に全面改良する新型『アウトランダー』について、国内向けにディーゼルエンジンモデルの設定が当面ないとの考えを明らかにした。
中尾取締役は同日都内の本社で開いた会見後、一部報道陣に対し、「日本でアウトランダーのディーゼルはまだ」と述べた。その一方で「ディーゼルに関しては色々とマーケットリサーチを我々としてもしっかりやった上で、(日本でも)やっていきたいとは思っている」と述べた。
また中尾取締役は「アウトランダーよりも先にディーゼルを(日本で)出してくれというモデルがあるので、そちらを優先してやりたいとは思っている」と語った。
三菱自が同日、技術発表した『アウトランダーPHEV』は9月27日開幕するパリモーターショーで世界初公開する。中尾取締役はアウトランダーPHEVの国内での発売時期について「プラグインは来年明けてからの発売になるが、アウトランダーのベースのガソリン車は10月の末くらいになる」との見通しを示した。