ロータスは、リザーブドライバーのジェローム・ダンブロジオが今週末のイタリアGPにおけるロマン・グロージャンのシートでドライブすると発表した。グロージャンはベルギーGPのコーナー事故を引き起こしたとして、1戦の出場禁止処分を受けている。
「ジェロームをサードドライバーとして契約した理由は、彼のモチベーションと若々しい才能、2011年フルシーズンの経験を評価したからだ。モンツァのドライブでぜひともわれわれの評価に応えてもらいたい」
「彼はチームともよくなじんでいるし、ムジェロテストでは立派な仕事を見せた。モンツァのようなチャレンジングなサーキットで、ポディウムに入れる実力のあるマシンをドライブするチャンスを彼は手に入れたわけだ」
ダンブロジオは昨年1年間ヴァージン(現マルシャ)でドライブしたが、シャルル・ピックにシートを奪われた。ロータス・グループの一員であるジニー・ドライバー・プール所属の彼は、今年ロータスでリザーブ役を務めることとなった。
「2012年になってからも、F1に復帰したいと常に願ってきた。今回のチャンスは両手でしっかりと受け止めたい。モンツァで走れるなんて夢のようだし、今は金曜日が待ちきれない思いだ。サードドライバーとして僕はすべてのグランプリに同行し、すべてのブリーフィングにレーシングドライバーと共に参加しているから、いつでもドライブする準備はできている。モンツァの難しさは承知だし、与えられた仕事の重さは十分理解しているよ」
「ぜひ大量のポイントを獲得してチームの信頼に応えたい。日曜日のレースが終わればシートはロマンに返さなければならないけど、イタリアでのチャンスで自分の能力をフルに発揮したいと思っている」