ベルギーGPでジェンソン・バトン(マクラーレン)がポールポジションを獲得。さらに小林可夢偉(ザウバー)も日本人タイ記録となる2番グリッドを獲得した(前回は2004年ヨーロッパGPの佐藤琢磨)。その一方でワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルがQ2落ちを喫するなど波乱に満ちたベルギーGP予選となった。トップ10ドライバーで争うQ3では、大多数のドライバーが1回のアタックにとどめる中、バトンは2度目の走行でタイムを1'47.573へと切り詰める。小林可夢偉のタイムはこれより0.3秒ほど遅かったが、それでも自身F1キャリア最高のポジションからのスタートとなった。パストール・マルドナド(ウィリアムズ)も番狂わせの一人としてQ1では終始ペースセッターとなるなど活躍をしたが、予選12位のニコ・ヒュルケンベルクに対するブロッキング行為で予選3番手を得ながらも3グリッドダウンの処分を受けてしまう。それによって予選結果4位のはキミ・ライコネン(ロータス)は3位に繰り上げ。セルジオ・ペレス(ザウバー)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がそれぞれ順位をひとつづつ繰り上げた。さらに、ウェーバーは前戦のペナルティーによって、ロズベルグは今大会中のギヤボックス交換によって、5グリッドダウンのペナルティが課せられる予定だ。 1: バトン(マクラーレン) 1'47.573 2: 小林(ザウバー) 1'47.871 3: ライコネン(ロータス) 1'48.205 4: ペレス(ザウバー) 1'48.219 5: アロンソ(フェラーリ) 1'48.313 6 : マルドナド(ウィリアムズ) 1'47.893 7: ウェーバー(レッドブル) 1'48.392(5グリッドダウン) 8: ハミルトン(マクラーレン)1'48.394 9: グロージャン(ロータス) 1'48.53810: ディレスタ(フォースインディア) 1'48.890Q2落ち11: ベッテル(レッドブル) 1'49.72212: ヒュルケンベルク(1'49.362)13: シューマッハ(メルセデスAMG) 1'49.74214: マッサ(フェラーリ)1'49.58815: ベルニュ(トーロロッソ) 1'49.76316: リチャルド(トーロロッソ) 1'49.57217: セナ(ウィリアムズ) 1'49.958Q1落ち18: ロズベルグ(メルセデスAMG) 1'50.181(5グリッドダウン)19: コバライネン(ルノー) 1'51.73920: ペトロフ(ケータハム) 1'51.96721: グロック(マルシャ) 1'52.33622: デラロサ(HRT) 1'53.03023: ピック(マルシャ) 1'53.49324: カーティケヤン(HRT) 1'54.989107%タイム: 1'56.622※予選順位は、マルドナドのペナルティを加味したもの。ウェーバーとロズベルグは、それぞれ前戦と今回のペナルティによって確定順位から5グリッドダウンが命じられる。