ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)にとって、スパフランコルシャンはよくよく因縁の深いサーキットなのだろう。1991年のF1デビュー戦がベルギーで初優勝も翌年の同じ場所。そして7度目のワールドチャンピオンとなったのも2004年のスパだった。そして今週末、彼にとって記念すべき300回目のグランプリをここベルギーの地で祝うことになる。
「僕にとっては自宅のリビングルームみたいな場所だよ。世界最高のレーストラックはと問われたら、僕はためらうことなくここ、スパフランコルシャンを挙げるだろう。僕とこのサーキットの因縁は偶然以上の何かを感じざるをえない。デビュー、初優勝、タイトル獲得、そして数々の思い出に残るレース。来週ここでグランプリ出走300回を迎えるのも定められていたのかも知れないね」
「F1史上二人目の記録に到達できたことを誇りに思うと同時に、立派なウィークエンドにしたいという気持ちで一杯だ。去年のスパ同様、力強いレースをしたいと思っている」