世界中のさまざまな場所を、ほぼ目線で360度見渡すことができるGoogleの「ストリートビュー」。そのデータ収録用のカメラカーと思われる車両が事故を起こし、無残な姿で発見された。
これはインドのジャンムー・カシミール州の山岳地帯を訪れた人が、撮影した映像から明らかになったもの。崖下に転落し、走行不能になったまま廃棄されたカメラカーの姿を捉えたのだ。
このカメラカー、先代オペル『アストラ』がベース。屋根の上のカメラやGPSユニットが、Googleのカメラカーを思わせる。車体の錆の進み具合などから、事故から長い時間が経過しているものと推測される。
データ収録中に何らかの理由で道を外れ、崖下に転落したと思われるカメラカーは、動画共有サイト経由で見ることができる。しかしGoogleの日本広報によれば、動画の車両は「当社のカメラカーとは仕様が異なっており、十中八九当社の車両ではない」とコメント。だとすると現地の地図会社か測量会社の車両なのだろうか。動画から得られる情報は限られており、謎は深まるばかりだ。