ホンダは7月19日、2012年末よりマレーシアでハイブリッド車の現地生産を開始すると発表した。現在、日本から輸入・販売する『ジャズ ハイブリッド』(日本名:『フィットハイブリッド』)を、マレーシアの既存ラインで生産する。
同日、マレーシアの四輪車生産販売合弁会社ホンダ・マレーシア・ エスディーエヌ・ビーエイチディー(HMSB)が、新たに第2ラインの建設を開始、これにより年間生産能力を現在の5万台から10万台に倍増する。
2013年中の稼働開始を予定している第2ラインでは、『ジャズ』(日本名:『フィット』)などの小型車やハイブリッド(HV)車を中心に生産する。投資額は3億5000万マレーシアリンギット(約86億8000万円)となる予定で、第2ライン立ち上げにともない、新たに約700人の従業員を採用する予定。
HMSBでは2011年に、マレーシアのハイブリッド車セグメントでトップとなる約4600台を販売、2012年には約1万台の販売を計画している。
また、HMSBは第2ラインの新設に先行して、テストコースと完成車検査場の拡張を進めているほか、7月12日に発売された新型『シビック』の生産に合わせて、既存ラインに新型の自動溶接設備の導入も行っている。