ドイツのスポーツカーメーカー、ポルシェを傘下に持つフォルクスワーゲングループ。同グループのトップが、フォルクスワーゲンとポルシェの経営統合を、当初計画よりも前倒しで行う可能性を示唆した。
これは25日、ドイツで開催されたポルシェの年次株主総会で明らかにされたもの。登壇したフォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルンCEOは、「できるだけ早期に、フォルクスワーゲングループとポルシェの経営統合を完了させたい」と述べたのだ。
フォルクスワーゲングループは2009年12月、ポルシェの株式の49.9%を取得。2018年までに、グループ全体で年間1000万台を販売し、トヨタやGMを抜いて世界一の自動車メーカーになることを目指している。
ヴィンターコルンCEOは、「フォルクスワーゲンとポルシェの関係は非常に良好」とアピール。ポルシェの残り株式の取得を進め、2014年の夏までに、経営統合を完了させる意向を示したという。