ダイムラーはフランスのハンバッハ工場において、スマート『フォーツー・エレクトリックドライブ』の量産を開始した。
同車は、スマート『フォーツー』をベースに開発されたEV。最大出力75psを発生するモーターと、蓄電容量17.6kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高速125km/h、1回の充電で最大145kmを走行できる性能を備える。
すでにフォーツー・エレクトリックドライブは、カーシェアリング向けに少量生産されているが、一般販売に向けての量産は今回が初めて。ダイムラーは同車の量産に合わせて、ハンバッハ工場に2億ユーロ(約200億円)以上を投資し、施設の拡張を図ってきた。
フォーツー・エレクトリックドライブは、すでにドイツでの受注がスタート。日本などの市場にも投入される予定だ。スマートブランドを統括するアネット・ウィンクラー氏は、「フォーツー・エレクトリックドライブとハンバッハ工場の拡張は、未来のスマートブランドにとって重要なマイルストーンだ」と述べている。