11位グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が祖国観衆の見守るバレンシア・ストリートコースで見事な勝利を遂げた。今季最初の個人別2度目の優勝だ。この勝利でアロンソはドライバーズタイトル争いで首位になったが、レース前半を支配したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がメカニカルトラブルが原因でリタイアしたことや、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がパストール・マルドナド(ウィリアムズ)とクラッシュしてレースを捨てたこともタイトル争いに大きな影響を与えた結果だ。ロータスのキミ・ライコネンは終盤にペースを落としたハミルトンをパスしてアロンソの後で今季2度目となる2位をゲット。ハミルトンとマルドナドのクラッシュはミハエル・シューマッハにとっても吉となり、F1復帰後初のポディウムとなる3位フィニッシュをもたらした。その後4位でフィニッシュしたのは、19位グリッドからスタートしたマーク・ウェーバー(レッドブル)だ。ザウバーの小林可夢偉は序盤で一時4位を走行する活躍を見せていたが、フェリペ・マッサとの接触によってフロントウイングを壊して、それが原因でリタイア。また、この事故に関してペナルティが課せられる事になり、次戦の予選5グリッドダウンが決まっている。Rd.8 ヨーロッパGPリザルト 1: アロンソ(フェラーリ) 1:44'16.449 2: ライコネン(ロータス)+6.421 3: シューマッハ(メルセデスAMG)+12.639 4: ウェーバー(レッドブル)+13.628 5: ヒュルケンベルク(フォースインディア)+19.993 6: ロズベルグ(メルセデスAMG)+21.176 7: ディレスタ(フォースインディア)+22.886 8: バトン(マクラーレン)+24.653 9: ペレス(ザウバー)+27.77710: マルドナド(ウィリアムズ)+34.63011: セナ(ウィリアムズ)+35.90012: リチャルド(トーロロッソ)+37.00013: ペトロフ(ケータハム)+1'15.87114: コバライネン(ケータハム)+1'34.65415: ピック(マルシャ)+1'36.56516: マッサ(フェラーリ)+1 lap17: デラロサ(HRT)+1 lap18: カーティケヤン(HRT)+1 lap19: ハミルトン(マクラーレン)+2 lapファステストラップ:ロズベルグ 1'42.163DNS/リタイア周回数グロージャン(ロータス) 41ベッテル(レッドブル) 34小林(ザウバー) 34ベルニュ(トーロロッソ) 27グロック(マルシャ) 1