東京・赤坂に20日オープンする「マクラーレン東京」の甲斐ラースCEOは、マクラーレンのスポーツカー『MP4-12C』について「ショールームがオープンするにも関わらず今年はデリバリーできる車がすでに無い状態」であることを明らかにした。
甲斐CEOは「年間1850台前後の生産キャパシティがあると聞いている。このうち日本に割り当てられる台数が70~80台で、ほぼ埋まっている。今注文しても(納車は)来年になる」としながらも、「空輸すれば年末に持ってくることはできるが、それはお客様が負担することになる」とも付け加えた。
また競合車について「フェラーリやランボルギーニのクラスになるが、ただ全然車の性質が違う。この車はもちろん速く走るが、乗り心地が良い。コンフォートモードにすれば通常の乗用車に近いくらいの乗り心地になる。本当に毎日使って頂くためのスポーツカーなので、そういった方に是非買って頂きたい」と述べた。MP4-12Cの車両本体価格は2790万円。
甲斐CEOは、英マクラーレン・オートモーティブ社の正規販売代理店であるエムティーインターナショナルのCEOも務めている。マクラーレン東京は世界19か国35店舗目のマクラーレン専用ショールームで、エムティーインターナショナルが運営する。