トヨタ自動車とスバル(富士重工)の新型FRスポーツカー、『86』と『BRZ』。両車の米国での立ち上がりの販売台数が出揃った。
これは1日、両社の米国法人が明らかにしたもの。86は、米国ではサイオン『FR-S』として、5月に納車がスタート。一方、BRZも5月から、米国での納車が始まったばかりだ。
まずはBRZだが、5月販売台数は271台。競合するマツダ『MX-5ミアータ』(日本名:『ロードスター』)が、5月に621台を販売していることを考えると、控え目なスタートといえるかもしれない。
ただし、スバルオブアメリカのビル・サイファース副社長は、「BRZは待望のスポーツカー。BRZ目当てでショールームに来店する客も多い」と話し、今後の販売に期待をのぞかせる。
一方、サイオンFR-Sの5月実績は86台。これは、米国では6月からの一般販売に先駆けて、抽選で選ばれた86名の顧客に、サイオンFR-Sが優先納車されたためだ。
米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は「6月1日、サイオンFR-Sの一般販売がスタート。非常に楽しみだ」とコメントしている。