フォルクスワーゲングループに属するスペインの自動車メーカー、セアトは18日、オーストリアで開幕した「Wortherseeツアー」において、『レオン スーパーCOPA』を初公開した。
Wortherseeツアーは今年で31回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベントだ。
セアトはWTCC(世界ツーリングカー選手権)に、5ドアハッチバックの『レオン』をベースに開発したレーシングカーを投入。2008‐2009年、マニュファクチャラーズタイトルを獲得した。2010年にはワークス体制での参戦を中止したが、現在でもプライベーターへの車両供給を継続している。
レオン スーパーCOPAはWTCC参戦マシンを基本に、さらなる戦闘能力アップを追求したレーシングカー。エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」で、専用チューニングにより、最大出力300psを引き出す。
もちろん、ロールケージやバケットシートなど、サーキット走行に必要なアイテムは標準装備。ディフューザーなどのエアロパーツのデザインは、迫力満点だ。
レオン スーパーCOPAの欧州ベース価格は、6万3000ユーロ(約640万円)と公表されている。