【トヨタ 新型カローラ 発表】歴代モデルで初のダウンサイジング

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トヨタ カローラアクシオ1.5LUXEL
  • トヨタ カローラアクシオ1.5LUXEL
  • トヨタ カローラアクシオ1.5LUXEL(左)、1.5G
  • トヨタ カローラアクシオ1.5X
  • トヨタ・カローラフィールダー
  • トヨタ カローラフィールダー 1.8S AEROTOURER
  • トヨタ・カローラアクシオ

トヨタ『カローラ』がフルモデルチェンジした。このカローラからトヨタのクルマは変わるんだ!という意気込みでデザインしたという。

デザイン本部トヨタデザイン部主幹の高澤達男さんは、「今回はものすごい挑戦をしました。ややもすると古い(デザインだ)といわれてしまうかもしれない個所も、あえて、これでどうだと世の中に問うぞというスタンスなのです」と語る。

それを踏まえて、デザインコンセプトはスタイリッシュ&ユニバーサルデザインだ。「相反する要素を高い次元で調和してこのクルマを表現していこう、そうすれば必ずやユーザーに伝わっていくと思い、高い志を持って挑戦をしました」。

11代目カローラの大きな特徴は2つある。ひとつは、全長を50mmコンパクト化したことだ。「歴代カローラの中では初めてです。8代目と9代目カローラの中間くらいのサイズです」。

もうひとつはフロントピラーを100mmほど後退させたことだ。「FF車のスタイリングの進化で考えると、フロントピラーをどれだけ前に出せたかということだが、全く逆のことをやっています」。その理由は、「運転のしやすさ、扱いやすさをしっかりとさせたかったのです。こういうところがユニバーサルデザインなのです」とした。

そして、高澤さんは、「11代目という長い歴史あるクルマです。ハイブリッド車などと比較すると地味ですが、こういうクルマは絶対に手を抜いて創ってはいけない。そうすると、トヨタはハイブリッドなど売れるところしか力を入れていないと思われてしまいます。そうは絶対にしたくないですし、そう担当者が思わないとクルマは絶対に良くなりません。知恵と工夫を120%振り絞らなければいけないのです」といい、完成度に自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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