世界的に著名なイタリアの自動車デザイナー、レオナルド・フィオラバンティ氏。同氏が中国の自動車メーカーにデザインアドバイザーとして招聘され、北京モーターショー12において、コンセプトカーを披露することが判明した。
これは20日、中国の自動車大手、北京汽車グループ(BAIC)が発表したもの。同社の発表によると、北京汽車はフィオラバンティ氏と契約。フィオラバンティ氏は今後、北京汽車が独自開発する乗用車に関して、デザイン面でのアドバイスを行うという。
フェオラバンティ氏はミラノでデザインを学んだ後、1964年にピニンファリーナに入社。1987年までの24年間の在籍中、フェラーリ『246GT』(1969年)、『365GTシリーズ』(1968〜73年)、『F40』(1987年)など、フェラーリの名車8モデルのデザインを手がけた。1987年には、自身のデザインスタジオを設立。現在、イタリア自動車工業会の副会長も務めている。
23日に開幕する北京モーターショー12では、フィオラバンティ氏が北京汽車のために手がけたデザインコンセプトカー、『C80K』を初公開。その内容は現時点では公表されていないが、大型サルーンを示唆した1台になる。