ロータスのテクニカルディレクター、ジェームズ・アリソンが、メルセデスAMGだけが持つと言われるDRS連動エアロシステム開発の難しさを語った。
「例のシステムを導入した場合にどれくらいの利益が得られるかという初期段階の検討に入ったところだ。だが、正直、これを現実のメリットに変える困難さに驚いている」
「平均的な性能の向上率をレース毎に0.1秒と仮定しよう。たとえば予選タイムを0.4秒改善できるものなら4戦分の成果に相当するのだから、苦労してでも開発する価値はあるだろう。ただし、DRS連動エアロシステムを有効に使えるのは予選だけだ」
「もしもこの4戦分の伸びを得るために8戦分の手間がかかるという結論になったら……、別のアップグレードを考えたほうが利口だということだね」