Splendore Tokyo開催 春の房総半島をクラシックカーが駆け巡った

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Splendore Tokyo開催
  • Splendore Tokyo開催
  • 船の科学館をスタートする1928年式のベントレー。今回最も古いモデル。
  • ジャガーXK120もスタート
  • スタートするとすぐにタイム計測が待ち構えていた。トライするフェアレディSR2000
  • マザー牧場でのタイムトライアルを終わらせたアウトウニオンDKW
  • VWカルマン・ギアもマザー牧場を後にする
  • 暴走の海岸線を“流す”マスタングGT
  • MGBのクーペボディであるMGB GTも房総半島を駆ける

25日、伊香保おもちゃと人形自動車博物館主催の“Splendore Tokyoが”東京お台場から千葉県の房総半島を巡るタイムラリーとして開催された。

Splendore(スプレンドーレ)とはイタリア語で“きらめく”という意味を表し、先代が愛し慈しみ、大切に奔らせてきた名車たちを現代の風の中できらめかせてあげたい、という気持ちから始まりまったイベントだという。

ここ数年は、Splendore IKAHOとして、歴史的・文化的価値のある貴重なクラシックカーを用いて、定められた時間にいかに近く定められた距離を走行するかを競うJAF公認ラリーとして開催されて来たが、JAF公認ではなく、もう少し気軽に参加できるラリーも、ということから、今回のイベントが開催された。

エントリー可能車は、1975年までに生産された車両で、エントリー枠は70台であったが、非常に多くのエントリーがあり、最終的には91台という大盛況であった。

この日のルートは、船の科学館(東京都品川区)をスタートし、アクアラインを経由しマザー牧場(千葉県富津市)へ。そこで計測を行った後、昼食会場である冨浦ロイヤルホテル(千葉県南房総市)へ向かう。その後、高速道路でゴール地点である東京ベイコートクラブHOTEL TRUSTY(東京都江東区)へ向かう、約200kmのコース。

久しぶりの晴天に恵まれた当日、マザー牧場周辺は菜の花が満開、そして、海岸線を走るルートは大きな渋滞もなく、参加車は気持ちよくドライブを楽しんだようだ。

今回のエントラントに日本で初めて、車イスの身障者として国内A級ライセンス取得した勅使河原隆弘氏の姿があった。氏は今回、ポルシェ『911S』(1972)で参加。そのスムーズでかつ、素晴らしいドライビングテクニックは感動すら覚えるほどであった。

次回のSplendoreシリーズは6月8~10日に行われるJAF公認ラリーのSplendore IKAHOの予定である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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