20日、日産自動車が「ダットサン」ブランドの復活を正式発表。その一方、BMWが四輪の「トライアンフ」ブランドの復活を計画しているとの情報をキャッチした。
英国の自動車メディア、『AUTOCAR』によると、BMWは欧州で2011年末、かつてトライアンフの四輪車で使われていたエンブレムを商標登録。これまでにも噂のあったトライアンフの四輪車の復活が、現実味を帯びてきたのだ。
トライアンフは1985年、英国に設立された伝統のブランド。現在では、二輪のトライアンフモーターサイクルが存続している。
四輪のトライアンフブランドはというと、現在休止状態。しかし、その権利はBMWグループが所有している。BMWは1994年、英国のローバーグループを買収。そのローバーの傘下にあったトライアンフも、BMWに帰属することになったのだ。しかし現在のところ、BMWによってトライアンフは商業化されていない。
さて、1984年に消滅したトライアンフ車だが、約30年ぶりに復活を果たすことになるのだろうか。同メディアによると、BMWは自動車としてのトライアンフの他に、宝石、時計、アパレルなど様々な高級品の分野で、トライアンフブランドの商標登録を行っているという。