スイスで6日、開幕したジュネーブモーターショー12。ホンダは『ジャズ』(日本名:『フィット』)に、アイドリングストップを装備すると発表した。
日本仕様のフィットの場合、アイドリングストップを標準装備するのは「ハイブリッド」だけ。通常のガソリンエンジン車には、アイドリングストップは用意されない。しかし今後、欧州では違う。
欧州向けフィットでアイドリングストップが採用されるのは、「SE」グレード。現地のフィットには、日本仕様にはない排気量1198ccの直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力90ps、最大トルク11.6kgm)が用意されており、このエンジンとアイドリングストップの組み合わせで、さらなる環境性能が追求される。
アイドリングストップの効果で、欧州複合モード燃費は18.87km/リットルから19.22km/リットルへ、CO2排出量は123g/kmから120g/kmへ、約2%の改善を成し遂げた。
またホンダは、今回のジュネーブモーターショー12において、フィットのスポーティグレード、「Si」も初公開。スポーツ性能と環境性能の両面で、フィットの存在をアピールしている。