ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、クリーンディーゼルモデル『X5 xDrive35d BluePerformance』の導入に際し、2012年のモデル導入状況が語られた。
現在BMWは、“エフィシェントダイナミクス”の理念のもと、「ツインパワーターボ」といった、高効率なガソリンエンジンの導入を進めてきた。そして今回、ポスト新長期規制をクリアするクリーンディーゼルエンジンの導入を開始した。
同社広報室製品広報シニア・ スペシャリストの前田雅彦さんによると、12年はディーゼルエンジン搭載モデルを「どんどん投入する予定」だ。年内をめどに、セダンとツーリングの量販モデルに、ディーゼルエンジン搭載モデルをラインナップとして追加する予定だという。
さらにハイブリッドモデルについても、現在導入している、『7シリーズ』の「アクティブハイブリッド7」、そして、『X6』の「アクティブハイブリッドX6」に加え、東京モーターショーでワールドプレミアを果たした、『5シリーズ』の「アクティブハイブリッド5」の納車を春から開始する。
また、1月のデトロイトモーターショー12でワールドプレミアした『アクティブハイブリッド3』についても年内をめどに導入予定だ。これにより、「これまでのハイブリッドモデルは大型モデルにしかなかったが、3、5、7と、ハイブリッドでひとつのラインナップが構成されることになります」と前田さんはいう。
BMWのサブブランドである「BMW i」については、電気自動車『i3』と、プラグインハイブリッド『i8』の導入が来年に予定されている。
前田さんは、「BMWグループは単一のモデルで電気を投入したり、ハイブリッドを投入するのではなく、ラインナップの中でハイブリッドモデルやディーゼルモデルを導入していきます。これに伴い、ユーザーは、そのニーズや、要求にあったモデルを、多岐のモデルラインナップの中から選ぶことが出来るよう、製品攻勢をかけていく予定です」とした。