【ジュネーブモーターショー12】アウディ A3 新型発表…80kgの軽量化

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新型アウディA3
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アウディは5日、フォルクスワーゲングループが開催したジュネーブモーターショー12のプレビューイベントにおいて、新型『A3』を初公開した。

新型A3は、まずは3ドアハッチバックから登場。5ドアハッチバックの『A3スポーツバック』は、遅れてデビューする見込みだ。新型A3は現行モデルの路線を継承し、キープコンセプトのモデルチェンジを受けて誕生した。

新型のボディサイズは全長4237mm、全幅1777mm、全高1421mm、ホイールベース2601mm。全長と全高は現行型と変わらず、ホイールベースは23mm、全幅は12mm拡大された。アウディ得意のLEDを使ったランプ類は、新型ではさらに積極採用されている。

新型の大きな特徴が、軽量化の推進。ボンネットやフェンダーはアルミ製とし、エグゾーストシステムや室内の軽量化にも取り組んだ。この結果、「1.4TFSI」グレードの車両重量は1175kgと、現行比で80kgの軽量化を達成する。

発売当初のエンジンは、ガソリン2とディーゼル1の合計3ユニットをラインナップ。ガソリンは全て直噴ターボで、アウディが属するフォルクスワーゲングループの「ダウンサイジング」の考え方を反映。燃費は平均12%引き上げられた。

1.4TFSIグレードは、1.4リットル直列4気筒で、最大出力122ps、最大トルク20.4kgm。最大トルクは、1500rpmという低回転域から発生する。欧州複合モード燃費は19.2km/リットル、CO2排出量は120g/kmと優れた環境性能をマーク。

1.8TFSIグレードは、1.8リットル直列4気筒で、アウディバルブリフトシステムなどにより、最大出力180ps、最大トルク25.5kgmを引き出す。最大トルクは、1250-5000rpmの幅広い領域で発生し続ける特性。0-100km/h加速は7.2秒、最高速は232km/hの実力だ。

新形A3には、次世代のMMI(マルチ・メディア・インターフェイス)を採用。モニターはダッシュボード最上段の見やすい位置にレイアウト。ダイヤル方式のMMI操作スイッチは小型化された。またサイドブレーキは、新型では電磁スイッチ方式へと改められている。

《森脇稔》

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