プロストが語ったF1サバイバル

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ヴァージン(手前。2011年ベルギーGP)
  • ヴァージン(手前。2011年ベルギーGP)

元ワールドチャンピオンのアラン・プロストが現在のF1界がいかに難しい世界なのかを説いた。

旧リジェを買収してプロスト・グランプリとした1997年は、デビューイヤーであるにもかかわらず、ポディウム2回でコンストラクターズ選手権6位という結果を残すことができた。チームは2001年を最後に解散したが、2011年に誕生した新チームのロータス(現ケーターハム)、HRT、ヴァージン(現マルシャ)は1ポイントも挙げられない状況が続いている。

「ハッキリ言わせてもらうと、下位3チームは現代のF1で生き残るチャンスはない。最初から不可能だということだ。一時的に浮き沈みはあったとしても、実力で5位以内は絶対に無理だよ」

状況が困難なのは新参チームだけではないのだそうだ。「私とフランク・ウィリアムズはいまでも頻繁に連絡を取り合っているんだ。でも、この冬にスポンサーを彼に紹介したけど結局、話はまとまらなかった。一旦資金難に陥ると、伝統あるグランプリチームですら簡単には脱出できないんだよ。それがF1の現実なのさ」。

《編集部》

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