久々のスポーツカーとして話題沸騰中の『BRZ』。トヨタとスバルの共同開発車ということでも、注目されていますよね。企画とデザインがトヨタ、設計と開発がスバルということですが、トヨタ『86』よりもスバルBRZの方が、やや強そうな顔に見えるのは私だけでしょうか?どちらもまだサーキットで乗っただけですが、ずいぶん雰囲気が違うんですよね。BRZは超安定志向。ドリフトさせようと思っても、限界が高くてなかなか難しいんです。86の方が挙動変化が大きくて、ヘタにアクセルオンすると簡単にスピンモードに入る感じなんですけど、BRZは滑らせるぞ!と気合を入れてモーションを付けないと、入らない。普通に走ってるだけだと、お尻がムズムズする感じも、ほとんどないんです。腕がある人だったら86の方がコントロールする楽しみは味わえそうですが、滑るのは怖いっ!という人には、BRZの方が安心感は高いかも。普段使いはどうかというと、街中で乗ってないのでまだ想像の域を出ませんが、シートを上まで上げればボンネットの膨らみが見えるので、意外と前方の見切りは悪くないんですよね。Cピラーもかなり太いですが、リアガラスがサイドまで回りこんだデザインなので、左斜め後方視界も思ったよりは悪くない。オプションのエアロパーツなんか付けちゃうと、真後ろはちょっと見えにくいですが、そこはまぁスポーツカーですから!デザイン優先でも許せちゃうレベル。パワー的にも手のひらに収まるサイズなので、STIのターボモデルが出るのを期待してるなんて人もいらっしゃるかもしれませんが、普段の顔で付き合えるカジュアルなスポーツカーとして、楽しい相棒になってくれそうな1台でした。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント「クルマ&カーライフを楽しもう!」「クルマとエコと生活と」をモットー&テーマに、自動車専門誌を中心に、女性誌、TV、新聞、ウェブなどさまざまな媒体で、「世界中で書いて・喋って・走って」活躍する女性モータージャーナリスト。ラジオのパーソナリティ、TVのワイドショーやバラエティ番組にも出演する。インプレッションのほか、チャイルドシートやカーグッズ、クルマ旅行など、カーライフ全般を女性の視点からレポートする。国や都道府県、高速道路会社等の審議会や委員会の委員を兼任。自動車大学校の特別講師も務める。モータースポーツでは、ドライバーとして耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦する。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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