画面で全体ルート、所要時間、到着予測時刻、距離、料金を表示でき、タブ切り替えで条件別に比較もできるのもいい。また、ルート案内中に推奨ルートを外れた時の再探索は開始タイミングで若干ラグを感じるものの、動作はもスムーズに行われる。この辺りはローカルで動作する 「MapFan for iPhone」のメリットを感じる部分だ。
ここで「MapFan for iPhone」での目的地の検索能力について検証してみたい。このアプリはローカルで動作することが基本にしているが、目的地を探す際は通信によって最新情報を探すことも行う。TV番組で紹介された人気店などの情報が調べられる「TVスポット検索」を探す場合にも最新情報の下で結果を反映できるのも「MapFan for iPhone」のいいところだ。
全体としてみると良くできている「MapFan for iPhone」の『Ver.1.5』だが、残念に思えるのはこのバージョンでも交通情報の表示には未対応となっていること。今や無料アプリのGoogle Mapでさえ交通情報の表示に対応している中で、この対応状況は後れを取っていると言わざるを得ない。iPadで表示すれば、交通情報も違和感なく表示できそうだし、インクリメントPがリリースしているPC向けソフトでは対応しているものもある。ぜひ早急な対応を望みたい。