MapFan+ アップデータ公開「利用シーンを考え実現したオートスケール機能追加」

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「交差点オートズーム」機能によって分岐点が近づくと自動的に地図をスケールアップ
  • 「交差点オートズーム」機能によって分岐点が近づくと自動的に地図をスケールアップ
  • 一定時間操作しないと、上下のメニューバーが消えて広々とした地図表示となる
  • 「MapFan+」のロゴマーク
  • 一般道での通常表示
  • 一般道交差点200m手前での表示
  • 一般道交差点100m手前の表示
  • 高速道でのスケールアップ前の表示
  • 高速道路の分岐点手前300mでスケールアップ表示

インクリメントPは7日、交差点オートズーム機能を追加するなど、ナビ機能を強化した、iPhone・iPad/iPod touch向け地図ナビアプリ『MapFan+』のアップデータ「ver.1.3」を公開した。

『MapFan+』は、オンライン地図とオフライン地図をシーンに合わせて切り替えて利用できるハイブリッド型地図アプリケーションとして、2012年11月にリリースされた。今回のアップデータは、そのスタイルを引き継ぎながら、ナビ機能としての便利さをより実感できる機能アップが図られたことがポイントとなる。

最も大きな変更点となるのが、新たに「交差点オートズーム」機能を搭載したことだ。ナビゲーション中に、分岐する交差点近くまで来ると音声案内に合わせて段階的に地図スケールを自動拡大する。一般道では交差点の手前300m→200m→100mで、高速道では1km→600m→300mといずれも3段階のスケールアップで対応。従来通り交差点拡大図は備えないものの、画面右に表示されるラリーバー表示を組み合わせることで分岐情報がより把握しやすくなっている。

アップデータの企画・開発を担当したインクリメントP 技術開発部の神近潤一氏は、自らもMapFan+のヘビーユーザーだったという。神近氏によれば「MapFan+はこれまで、利用者の声をバージョンアップに反映させてきた。今回は交差点での道案内をより分かりやすくするために、地図のスケールアップのタイミングを、常に分岐点が見える位置で行うよう心掛けた」。つまり、単にスケールアップを行えば肝心の分岐ポイントを見失ってしまうこともある。分岐ポイントをドライバーが捉えられるタイミングでの配慮を加えることで使いやすさを高めているというわけだ。

ナビガイド開始までの操作ステップも減らされた。今まではルート探索後「ナビ開始」を選び、画面下のメニューバーにある「誘導開始ボタン」を押して初めてガイドがスタートした。今回のアップデータでは、ルート探索後すぐにナビガイドがスタートするように変更されている。また、一定時間操作しないときは上下のメニューバーが自動的に非表示ともなり、地図画面をより広く見られるようにもなった点も見逃せない。「これにより、地図の表示領域が広がるので、画面が縦位置でも横位置でもオートスケールでより分かりやすく案内できるようになった」と神近氏は説明する。

ブックマークの登録件数は従来の500件から倍増の1000件にまで拡大。地図のノースアップ(北上表示)への切り換えもコンパスをワンタッチするだけで済むようになった。その他、細かな機能化以前・バグフィックスも行われているという。

料金体系ではより身近に感じられるよう、有料オプションプラン(渋滞情報、駐車場満空情報、オフライン地図ダウンロード等が可能)に定期購読コースを新設。このコースであれば1ヵ月400円となり、従来の有料オプションプランの最安プラン30日チケット:500円よりも一段と定額で利用できるようになった。90日チケット:900円/180日チケット:1800円/365日チケット:3000円は従来通り。

《会田肇》

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