スズキは7日、英国の燃料電池システムの開発企業であるインテリジェント・エナジー社(IE社)を傘下に持つ、インテリジェント・エナジー・ホールディングス社(IEH社)と、燃料電池システムを開発・製造する合弁会社「SMILE FCシステム」を設立すると発表した。
スズキは、次世代環境車のひとつである燃料電池を搭載した二輪車・四輪車の開発、製造に本格的に取り組むために、IEH社と燃料電池システムを開発、製造する合弁会社を設立。IE社が持つ燃料電池の開発技術にスズキの制御技術と量産技術を組み合わせて製品化の加速を図る。
新会社の出資比率はスズキとIEH社それぞれ50%出資し、本社を静岡県浜松市のスズキ本社内、研究施設をスズキの横浜研究室に設置する。
スズキとIE社はSMILE FCシステムを軸に、軽量、コンパクトで低コスト化が見込める空冷式燃料電池システムをはじめとした、燃料電池の量産技術の開発、製造および、燃料電池部品のグローバルなサプライチェーンの開拓と燃料電池車の普及を目指す。