【トヨタ 86 発表】スポーツカー本来の味を出すために

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ86
  • トヨタ86
  • トヨタ86
  • トヨタ86デモンストレーションラン&同乗試乗会(2月2日、幕張メッセ)
  • トヨタ86 GTリミテッド
  • トヨタ86 GTリミテッド
  • トヨタ86 GTリミテッド

トヨタから4月に発売される『86』は、スペシャリティカーではなく、スポーツカーとしてデザインされた。

インテリアデザインを担当した、デザイン本部トヨタデザイン部グループ長の遠山正起さんは、まず、「86はスポーツカーなので、従来のクルマ作りをやっていたのでは、スポーツカーユーザーに笑われちゃうぞと考え、最初は色々なクルマに乗って勉強しました」と開発当初を振り返る。

また、遠山さんは『セリカ』(T200系)のインテリアを担当したことがあるが、「(セリカは)スペシャリティカーなので、雰囲気でモノ作りをしていました。しかし、86はスポーツカーですから、走りにとても重要な、ステアリング、シート、メーター、シフトなどのパーツが、スポーツカーとしての機能をアピールする意匠を目指しました」とする。

その一例としてステアリングホイールを挙げ、「昨今のステアリングは、各種ステアリングスイッチが付いています。しかし、86はスポーツカーですから、純粋に運転を楽しんでもらうことを考えると必要ないでしょう。さらに、軽量化にもなります」とし、この視点から、必要のないものを出来るだけ排除し、スポーツカー本来の味を出していると語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集