GMは1月31日、米国テキサス州のアーリントン工場へ2億ドル(約150億円)を投資し、新たな車体プレス加工工場を建設すると発表した。
新工場は、GMの次世代フルサイズSUVの生産に備えるのが目的。アーリントン工場では、シボレー『タホ』『サバーバン』、GMC『ユーコン』、キャデラック『エスカレード』の大型SUV4車種を組み立てている。
現在は、付近の工場で加工された車体パネルを持ち寄って、4車種を生産。中には、1600km以上離れた工場から輸送されるパネルもある。そこでGMは次期モデルに移行するのを機に、物流コストを削減するため、アーリントン工場の隣接地に新たな車体プレス加工工場を建設する。
新工場は2013年、稼働する予定。約180名の新規雇用も創出する計画だ。GMのマニュファクチャリングマネージャー、ラリー・ザフナー氏は、「アーリントン工場への投資は、GMの強固な財務基盤と米国社会への貢献を示す好例」とコメントしている。