昨年のオートモーティブワールドで、フェリカを使ったEV充電課金システムを「パ・チャ・ポ」の名称とともに展示した大阪市の福西電機は今年、現金とクレジットカード対応のパ・チャ・モをブースに据えた。エンジニアリング本部開発推進部課長の菊池悟氏に課金への考え方について伺った。
「フェリカ仕様のパ・チャ・モはすでに事業所などで使用していますが、現金やカードであればより多くの人が利用できることから、開発しました。利用料金は1時間100〜200円を考えています。現状では電力の小売はできないので、サービス料という名目での課金を想定しています」
福西電機では、充電設備設置の費用回収のみならず、200V電源を扱うことの危険性も考えて、有料での提供が望ましいと考えているという。なおクレジットカードでの決済には、3Gモジュールを使用するとのことだ。