韓国のヒュンダイモーターは16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11において、新型『アゼーラ』(AZERA)を初公開した。
アゼーラは、韓国などでは『グレンジャー』と呼ばれるモデル。初代は1986年に登場した。1998年に発表された3代目は、日本市場にも2001年、ヒュンダイ『XG』として導入された過去がある。
その5世代目モデルが、今回のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミア。そのターゲットは、日本製の中 - 大型FFサルーンだ。
目を引くのは、ヒュンダイのデザイン言語、「Fluidic Sculpture」を反映させたデザイン。これは北米でヒット中の『ソナタ』との共通性を感じさせるもので、競合車の中でも高い存在感を主張する。
エンジンは、「ラムダ」と名付けられた直噴3.3リットルV型6気筒ガソリン「GDI」。最大出力は293ps/6400rpmを発生する。米国EPA(環境保護局)予想燃費は、複合モードで9.78km/リットル。ヒュンダイは「クラストップの出力。それでいて、燃費は日産『マキシマ』やレクサス『ES』より上」と説明する。
ボディサイズは、全長4910×全幅1860mm。ヒュンダイのラインナップでは、ソナタと『ジェネシス』の間に位置する。ヒュンダイによると、新型アゼーラの前席ヘッドルームとレッグルームは、クラス最大級だという。